初めてのオーロラー2008年フェアバンクスその２
果たしてオーロラを見ることはできたのか。
フェアバンクスに到着したその日は、まだ午前中だったため市内観光と称していろんなところへ引っ張り回され（お決まりのお土産屋さんもあり）、夕方ホテルにチェックイン。一通りガイダンスを受け、夕食を取り、いよいよオーロラ鑑賞へ出発ということになります。
さて、オーロラ鑑賞といっても大きく分けて二通りのパターンがあります。
今回最初の２泊はフェアバンクスのダウンタウンの中にあるホテルに宿泊です。フェアバンクス・プリンセス・リバーサイドというホテルで滞在自体は快適でした。
いくらフェアバンクスがオーロラ鑑賞地として有名でも、市内では街の明かりが明るくてオーロラが出ていても肉眼で見ることは困難となります。従ってツアーとして郊外のオーロラが見やすいような周辺が暗い施設へ移動して鑑賞します。そのためホテルからの出発時間と帰るための集合時間が決まっており、その間もしオーロラが出たら目出度く鑑賞というパターン。その限られた時間にオーロラが出てくれるかどうかが勝負です。
最初の２泊はこのパターン。
いずれもホテルから移動して郊外の施設へ連れて行ってくれました。
結果から言うと２日とも天気が悪く終始雪が舞うような天候であいにくオーロラを見ることはできませんでした。初日は日本からのツアー客が大勢集まる大型の施設で、オーロラが出ないと館内に待機する訳ですが、皆が館内にいたため相当狭かったことを覚えています。座る椅子を見つけるにも一苦労。オーロラ見るためには苦行に耐えないといけないのか！と思わせます。
１泊目は多分オーロラスキーランドというところ。
２日目は我々のツアーだけで小さなロッジに行きました。ここは非常にコンフォータブルで部屋の中で暖炉を前にソファで本を読みながら待機できるというものでした。
多分シャンダラーランチ。
もう一つのオーロラ鑑賞パターンは、最初からオーロラを見るために適した場所にある宿泊施設に泊まり、あとは好きなだけオーロラを見てくださいという放置タイプ。オーロラが出てる間は時間無制限に楽しめる一方で、眠くて寝たら終わりという自己責任で行動できる人向きです。
あとの２泊はチェナホットスプリングという温泉付きの宿泊施設。周りには何にもないのでメインロッジの裏手が飛行場になっていてそこから鑑賞できる上、小高い丘に登ればそこからオーロリアムという鑑賞用のロッジあり、あと雪上車で山の上に連れてってくれるというオプションもありました。
初日はおとなしく裏手の飛行場から待機。
すると向こう側にある山並みからうっすらと明るい光が。
おお、これがオーロラなのか。
初めて見るオーロラは２日待たされただけあってそれはそれは感動ものです。
写真は当時オーロラが撮れるようなデジカメは持っていなかったので、一眼レフのフィルムカメラです。それを自前でスキャンしたため画像はいまいち。（構図もいまいちですが。）それでも立派なオーロラです。
４日目、天気予報も良かったので山上への雪上車を予約。
すると最終日のご褒美というか、全天にオーロラが出現し、空を舞い、踊る、という光景を見ることができました。それも結構長い時間で、これでもか！という天体ショー。来て良かった！
しかし、写真技術が未熟な私はあまりにも次から次へと形を変え、渦を巻くオーロラに興奮し、大きな失敗をしてしまうのでした。この写真を見てください。
そうです。ピントが合ってません。
いつの間にか∞に合わせていた設定がずれていたのです。
何せフィルムカメラですからその場での写り具合を確認することはできません。帰国後楽しみにフィルムを現像に出して戻ってきた写真を見たときの失望感は筆舌に尽くしがたいものがあります（大げさ）。
その中でマシなものはこれです。
やはりカメラはデジタル一眼で撮影しないとダメだなと強く思った次第です。デジタルカメラはその場で移り具合を確認できるし、何枚撮ってもコスト的に気になりません。デジイチ買ってのリベンジを強く思いました。
そうそう、最初の写真の温度計、華氏表示なので摂氏では氷点下２８度ぐらい。かなり寒いです。
