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バンクーバーマラソンのコースについて

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 昨日の記事でトピックにしたバンクーバーマラソン。昨年走ってきましたのでフルマラソンのコースの特徴をご紹介します。なお個人的見解となりますので人によってはこれ違うよということもあるとは思います。そこはご容赦を。

 

コース概略

バンクーバーマラソンは、ダウンタウン郊外のクイーンエリザベス公園をスタートし、住宅街を抜けブリティッシュコロンビア大学のキャンパスの中を通って、キツラノのビーチ脇の道を走ります。その後バラードブリッジを渡り左に曲がってイングリッシュベイから広大なスタンレーパークをぐるっと一周。そしてダウンタウンのペンダーストリートでゴールする42.2キロです。爽やかな気候の下、緑あり海ありビーチありビル街ありの景色を満喫できるコースとなっています。完走後は充実感にひたれること間違いなしです。

大きな特徴は東京マラソンや福岡マラソンと同様、ワンウェイのコースということです。基本的に同じ道を通ることはない(1カ所だけ短い折り返しはあります)ので退屈しません。あともう一つは、スタート地点の標高が高く、ゴール地点の標高が低いので全体として下り基調のコースということになります。スタート地点とゴール地点が同じだと途中坂道の上下はありますが、基本的にトータルの標高差はプラスマイナスゼロであるのに対してバンクーバーマラソンのコースはトータルの標高差がマイナスということです。これはランナーにとってありがたいのではないでしょうか。ただ細かいアップダウンはあります。

Total Elevation Gain: 222m
Total Elevation Loss: -279m
Max slope: 8.6% and -13%
Average slope: 1.8% and -2.3%

 なので、登り標高差が222メートル、下り標高差が279メートル。トータルで57メートルマイナスです。

エイドステーション、トイレ

マラソンの参加人数は5000名程度ですので、日本の大きな大会よりは少ない参加者になります。でもエイドステーションの数は充実していてコースに21カ所。すべて給水があります。水分補給には困りません。そのうち15カ所ではUltimaというスポーツドリンクの支給もあります。これはグレープ味で平時に飲むとちょっとあれかもしれませんが、レース中にはその甘さもありがたく思えます。しかしながら食べ物は31キロのバナナを除いてありません。PowerBar Gelというエネルギー補給のサプリも出ますが3カ所のみ。ですので、レース中のカロリー補給のためのフード、サプリは事前に用意していきましょう。慣れた日本のものを持って行くのがいいと思います。

トイレは困りません。参加人数に対して充実している印象。スタート地点には多くの簡易トイレが設置してあって日本でよく見る大行列ということにはなりません。さすがにスタート直前は少し並びます。コース途中にもかなりの数のトイレがあって心配はしなくてもいいと言ってもいいでしょう。

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沿道の応援も住民の皆さんが声をかけてくれたり、バンドの演奏もあります。特に声援はハイテンションでお国柄の違いもわかって楽しめます。

大きな大会ですので数多くのボランティアの人たちが協力してくれているのがわかります。感謝したいと思います。

 

コース特徴

全部のコースを4つに分けてかんたんにご紹介。

スタート~10キロ

クイーンエリザベス公園のスタートからしばらく住宅街の中です。ここは下りのところが多いので気持ちよく走れると思います。しかし最後の9~10キロの部分はこのコース最大の上りがあります。最初飛ばしすぎてここの上りで体力を消耗させないようにすることが大事だと思います。

10~20キロ

ブリティッシュコロンビア大学のキャンパスに向けて走ります。13キロぐらいに距離調節のためか短い折り返しがあってここでランナーとすれ違います。周囲に緑が多くきれいな空気を胸一杯吸って体力を温存しながら走りましょう。細かいアップダウンはありますが基本的には平坦です。

20キロ~30キロ

キツラノに向かって最初は下ります。その後は海を左手に爽快に!といいたいところですが、疲労感が出てくるのはこのあたりから。最後の10キロに向けてどれだけ力を貯められるかがポイント。バラードブリッジは片側車線がランナーに開放されます。車からの応援もあって、これを渡ればいよいよダウンタウン

30キロ~ゴール

バラードブリッジを渡ってまっすぐ行けばゴールも近いですが、ここは左に曲がってイングリッシュベイからスタンレーパークへ。スタンレーパークはほぼ一周するのですが、ここが一番きついところ。最初のうちは海を眺めながら散策している人たちの合間を縫って走るのは気持ちがいいですが、次第に単調になって飽きてきます。ランナーもまばらになって本当にレースなので錯覚しそうです。最後の踏ん張りどころです。40キロを超えればいよいよダウンタウンのペンダーストリート。応援の人も多く残ってる力を振り絞ってゴールです。

まとめ

春の気候にいい時節に行われるバンクーバーマラソン。景色もよく本当におすすめです。人数も多くないのでスムーズに走れますし、日本人の数の適度。海外マラソンだ!という実感も味わえます。大会運営も慣れたもので不自由は感じさせません。海外レース初挑戦という方にもよいと思います。バンクーバーはいろいろな国の料理を楽しめるレストランも多いので、走り終わったあとは世界のグルメがあなたを待っていますよ。