遙かCANADAをANAで参る

ANA(全日空)やCANADA旅行などについてゆるりと綴ります

またやられた!ーオーロラ鑑賞の帰り、ホワイトホースからの飛行機が飛ばない(2年連続2017年編)

前回の記事でご紹介したホワートホース=バンクーバー便が機材トラブルにより飛ばない、この問題が今年年初の訪問でも起こってしまいました。2年続けてなので「またかよ」と思う一方で、前年も経験しているためこのトラブルに対しても余裕を持って対応することができました。もう一泊余計にカナダに滞在できるうれしさもありましたし。航空会社側も手慣れたもの?なのかその対応も2016年に比べて変化していましたので、その点を中心に解説していきます。

 

早速アウト!

 

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2017年は6時発ということで4時30分ぐらいに空港についたのですが、すでに遅延の表示です。この時点で当日のバンクーバーから日本への便の乗り継ぎはアウト!です。少し見にくいですが、ディスプレイの真ん中あたりのエアカナダの8892便、6時発の予定が14時発という8時間遅れです。

11時にチェックインするからと言われたものの5時前ですよ。5時前。また6時間バカ待ちかと思ったら、今年も昨年に引き続き現地旅行会社のMさん、なんとダウンタウンのオフィス兼住居に案内してくれ、そこで仮眠を取ることができました! 何という神対応 少人数だからこそのこの融通。実は私たち2人の他、もう一組の夫婦で合計4人がお世話になりました。この4人、実は昨年も同じ日程で2年続けて同じ憂き目に遭っていたという。なので双方とも対応は超余裕というところがさすがリピーター(笑い)。

 

エアカナダ、代替機の手配

 

2016年:代替機をバンクーバーから回送させ到着次第出発

2017年:早々に欠航を決め、夕方の便の機材を大型化してまとめて運ぶ

 

 

ホワートホース=バンクーバー便は1日2往復。ホワイトホースは朝と夕方に出発する2便があります。昨年は夕方に出発する便はそのままにして代わりの飛行機をバンクーバーから飛ばしてそれに乗りましたが、今年はバンクーバーからホワイトホースに飛ぶ通常便の機材を大型化してその折り返しに飛ぶAC8888便に朝乗れなかった人を乗せて運ぶということになりました。

最初は14時に遅延させて飛ぶ表示でしたが、そこまで遅くなったら後の便とまとめてしまった方がいいか、と思ったのでしょう。具体的には81人定員のBombardier CRJ750から143人乗りのAirbus320に変更。

 

これはなかなか考えたなと思いました。昨年のように空の便を回送させると機材の手配に加え、パイロットの稼働や燃料も余分に負担しないとならない反面、後の便にまとめてしまえば機材の大型化のための手配やそれを操れるパイロットの手配は必要ですが、燃料費等は最小限の負担で済みます。

 

ただ気になるのは、81×2>143(笑)。結構満席近いはずだったので、全員乗れないんじゃないかという懸念が。自分たちも空港のカウンターで後の便のチケットを貰おうとしたら予約が消えたとかなんとか言ってて係員があっちゃこっちゃ電話してなんとかボーディングパスをゲットできた次第。

発行してもらうのに30分以上かかりました。ここが今回の一番のピンチだったかもしれません。(この点については予約を取っていた便がエアカナダ便名ではなく、共同運航便としてNHから始まるANA便として予約をしていたため欠航に伴い予約が行方不明になってしまったのではないかと考えられます。便名なんか関係ないと思っていたのですが実はそうではないのかもしれません。)

 

でも犠牲になった方はいたようです。実は当日の朝同じホテルに泊まっていた日本からのツアー客が20人ほどいたのですが、その方々はMさんによるともう2泊余計にホワイトホースに滞在したようです。私は個人で手配してるのでなんとかなりましたが、ツアーである一定の人数となると一斉行動が原則なのでどこかで満席になると全員が取れるところまで遅くなるのかもしれません。

 

ちなみに問題となった故障した機材も2日ほどホワイトホースにいたらしいです。(Mさん情報)

 

エアカナダ、バンクーバーでのスムーズな対応

 

2016年:カウンターに並んで代替チケット、クーポン類を入手

2017年:代替チケット、クーポン類を事前に準備

 

 

さて、振替便でゆっくり睡眠をとった後バンクーバーに着陸。こうなったら昨年の教訓でいち早くエアカナダのサービスカウンターに並ぼうとまたもやゲートを出たらダッシュ。その甲斐あってサービスカウンターには誰も並んでいない状態だったので、機材トラブルの旨を告げると、なんとなんと手続きはゲートを出てすぐのところでやってるとのこと。また引き返さなくてはならないかと思いきや、係員が無線で連絡を取ってもらってここで待っていればいいということでした。

しばらく待っていると、日本語を話す係員がすでにホテルやミールチケット、代替便のeチケット一式を用意していて、その場ですぐに渡してくれました。前年とは違って一々その場でチェックして発行するのではなく、バンクーバーに到着するまでに前もって準備していたようです。やればできるじゃん、エアカナダ!なのですが、考えてみれば時間はたっぷりあったわけでそんなに難しい話ではないのでは?という感想ですが、時間の節約になったので大いに有難かったです。その方とは、

(係員)「ホワイトホース便は極寒地なんで時々あるんですよ。」

(自分)「昨年も全く同じことが起きましたよ。そのおかげで慣れました。」

(係員)「いや~お恥ずかしい。」

というような会話を交わし、その場を後にしました。

 

ANAの対応は? さすが!

 

2016年:前日に座席確定

2017年:前日に座席指定不可、当日のANAカウンターで…

 

今年はすでにホワートホースの時点で乗り継ぎ不可確定だったので、もちろんその場でANAプラチナデスクに電話です。

ただ今年も昨年のようにオンラインチェックインの扱いで座席を確定してもらおうと思ったのですが、出発24時間前からは座席指定の権限が空港側に移りコールセンター側では操作できないということなので、当日空港で指定して貰うことしかできないということでした。

そういうことなら言っておくだけ言っておこうかということで、伝えたのはプレミアムエコノミーへのアップグレード

 

どういうことかと言いますと、知ってる人は知ってると思いますが、プラチナ会員やSFC会員は24時間前のオンラインチェックインで空きがあればプレミアムエコノミーへの無償アップグレードができます。私たちも本来乗ろうと思った便のプレミアムエコノミーへのアップグレードをしていたので翌日の代替便ももし可能ならアップグレードしてほしーなーということです。

 

プラチナデスクの人は、確約はできませんが空港の方にそのリクエストは伝えておきますということでした。代替便に乗れるだけ有難いんで、翌日期待せずに空港のカウンターに行くと、なんとプレミアムエコノミーの席を用意してくれていました! これにはビックリです。やはりプラチナ会員はやめられないな、と思った瞬間でありました。(最近言われていることですが、プレミアムエコノミーへのアップグレードも全部開放しているわけではなく、空港側で座席調整していて裁量は空港できかせてくれるという話があります。今回はこれが幸いしたのかも。)

 

ということで2年続けて起こった機材トラブル、実は今年の年末年始もまたホワートホースの予定。いくらなんでももう懲り懲りの感はありますがさて、どうなるでしょうか。一応対策を取った日程にはしているつもりです。

 

後は、エアカナダが手配してくれたバンクーバーでのホテル、これについてはまた次回。

2016年の話は以下へどうぞ。

 

goldenrocky.hatenablog.com