遙かCANADAをANAで参る

ANA(全日空)やCANADA旅行などについてゆるりと綴ります

カナダ入国審査ーeDeclarationアプリを使ってみよう

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カナダ入国審査の新手続き

カナダ入国に必要なもの、パスポートはもちろんのこと、その他に事前の電子渡航申請(eTA)、そして実際に現地の空港での入国審査手続きに必要な書類があります。

eTAについては、以下のサイトを参照してください。私もこのサイトを参考に申請しました。

ヤムカナ - eTA(電子渡航認証)の申請方法 / 完全ガイド

今回の話題は空港での入国審査手続きです。今年、カナダの一部の空港では書類に代わって入国時に端末(Kiyosk)操作を行った上での申請となりました。このKiyosk端末の申請については、以前のブログで書いたことがあります。

 

goldenrocky.hatenablog.com

 ここでは本当に混雑緩和になるのか、HPの記述における疑問点等を記しましたが、実際に行ったときの体験がこれです。

 

goldenrocky.hatenablog.com

 記事にもありますが、端末を操作してプリントアウトした紙を入国審査官に持って行くだけで終わります。紙に書いていた時代はいくつかの質問(カナダ入国の目的、目的地等)をされるのが普通でしたが、そういうのも一切なし。マジ速かったです。

夏に行ったときも同様で、Kiyosk端末申請とeTA、パスポート情報がリンクされ問題ない場合は質問を省略してるということなのでしょう。便利になりました。

さてこのKiyosk端末による申請、現地で端末を操作して質問に答えていくのもそんなには時間がかかりません。ですが、スマートフォンにアプリをダウンロードしてQRコードを作成していくと、QRコードを端末にかざすだけで必要質問をパスして次の操作に移ることができます。現地で慌てないように、あらかじめアプリで操作してQRコードを作っておくというのは意味はあると思います。そのQRコードを作成する過程を少し解説しておきますね。

 

eDeclarationアプリ

アプリのダウンロードへ飛ぶページはここです。

cbsa-asfc.gc.ca

画面を見ると、

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i-phoneやアンドロイド端末、そしてブラックベリー用のアプリも用意されていますので、それぞれのスマホに合わせてダウンロードしましょう。見出しにいくつかの特徴がまとめられています。

・速くて、シンプルで、安全

・ダウンロードしたら飛行機モードでの操作が可能

・ノンセンシティブ、つまり機微に関わない情報のみ保存される

・同居家族であれば5人まで申請可能

・空港での端末操作に関わる時間が半分程度短縮

ということです。

実際の画面操作

まずはアプリを立ち上げると、この画面です。

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この画面からまずは一番下の「Travellers」のメニューから入国する人のプロフィールを作りましょう。同居の家族5人まで登録できます。

 

f:id:goldenrocky:20171024224857p:plainまずはニックネームをつけて、カナダ国民か永住権保持者か?の質問に答えます。そして住んでいる国に答える、これだけです。そして「SAVE」のボタンをクリックすれば登録終了。

トップ画面に戻って、今度は一番上の「My Declaration」から入国審査に必要な事項を登録していくことになります。

 

f:id:goldenrocky:20171024225255p:plainまずは到着空港の選択から、欄をタッチすると選択肢が出てきます。今のところ9つの空港で利用できるようです。エドモントン、オタワ、バンクーバートロントピアソン第3ターミナル、ウィニペグ、ビリービショップトロントハリファックスモントリオールケベック(2018.8月現在~当初時から5つ増えました)。この中から利用する飛行機の到着空港を選びます。これ以外、例えばカルガリー直行便を利用する場合は選択肢にないので、まだこのKiyosk端末は設置されておらず、従来通りの紙による申請ということになりますね。

下の3択の質問は、どこから飛んできたかということで、「アメリカから」「他の国から直接」「他の国からアメリカ経由」のどれかから選びます。日本からの便の場合は2番目の「他の国から直接」(Other coutry direct)になります。そして「Confirm」をタップして次の画面へ(この操作は以下省略します)。

f:id:goldenrocky:20171024230036p:plain入国する人を選択します。この画面からでも新しい人を登録できるようですね。

 

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一つ目の欄は、何日間カナダに滞在するのか?です。

二つ目は、免税枠を超えて持ち込むものがないかどうか?です。アルコールとたばこを除く贈答品は各60ドル以下、アルコールとたばこは個別の規定があります。詳しくはこちら。

税関&免税 | Keep Exploring

アルコールはビールなら8.5リットル、ワインなら1.5リットルです。日本酒はrice wineなので4合瓶を2本程度までということでしょう。

ここから質問が6つ続きます。

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 武器を持っているか?

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小売り用かを問わず商品(サンプルや見本含む)を持ち込んでいるか?

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肉やら魚やらの農畜水産物や種苗、動植物を持ち込んでいるか? ここで注意すべきは「Raw or cooked」とあるので加工品もNGということです。インスタント食品を持ち込むときは注意です。見つかったらおそらく没収されます。日本語で書いてあると係員がわからないではないか?という気もしますが、噂では係員は「肉」という日本語(漢字)は識別できるという話があります。どこまで本当かはわかりませんが。私の経験では旅行で行く限りでは税関の係員はいたっておおらかです。

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1万ドルを超える現金(若しくはそれと同等の金額の現金代用物、TCなんかですかね)を持ち込んでいるか?

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別送品があるか?

 

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農場へ行ってきたばかりか、農場に行く予定があるか?

 

以上です。これらの質問に答えると、以下の画面でもう一度確認できます。

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そして最後に「CREATE QR CODE」をタップすればOK。これで作成したQRコードを空港の端末にかざし、パスポートをスキャン、写真撮影し、プリントアウトした紙を取って入国審査官のところにいくことになります。プリントアウトした紙は入国審査官のところでは回収されず、税関の係員に渡すことになりますのでちゃんと持っていてください。

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このようにして事前に準備してカナダ入国に備えましょう!QRコードを用意せず、端末を直接操作することもできます。質問項目は同じです。