今年のカナダBC州、煙が充満で煙たい夏、でした
この真ん中の光を発しているもの、何だかわかりますか?
月、ではありません。
これはれっきとした太陽なのです。ハイキング途中、真っ昼間の写真です。
では何故に太陽がこんな風に見えるのか?
それは大量に(同時多発的にといった方がいいかもしれません)発生した山火事の煙の影響で煙が充満し、視界を暗くしているためです。
先日、今年のカナダの夏は暑い!という記事をアップしましたが実際に行ってみると暑さよりはこの山火事のsmokeの影響の方が多大でした。天候は晴れなのに景色は全く煙の中。。。。
天気が良すぎて乾燥し、たまに落雷で発生する山火事も雨が降らないためなかなか沈静化せず、煙のもくもくと州全体を覆うという悪循環。雨が降ってくれたらだいぶ違うのにその雨が降りません。
これは出発直前のニュースをキャプチャーしたもの。
なかなか凄いことになっている感じは伝わってくると思います。
行っている間、BC州は「緊急事態宣言」まで出しました。煙のせいでいくつかの屋外イベントも中止になったということです。
ハイキングでの景色もこの通り。
本当は青い空に湖面の碧さも輝き、森林の緑も映えているはずなんですが。
ま、これもカナダの一面。自然現象だと思って貴重な体験ということで1週間を過ごしました。
この煙以外は、ハイキング、友人との再会、ワイナリー巡りとなかなか充実はしていたので今回の旅も大満足です。
ただ少し焦ったのが、拠点としていたKelownaという町からバンクーバーへの便。こんだけ煙くて視界が遮られる状況の中で飛行機はちゃんと飛ぶのか?ということ。バンクーバーへ向かう予定の日の煙の状況はとても酷く、朝起きてホテルの窓のカーテンを開けると真っ白っていう。早速空港のホームページでチェックしつつ時間を過ごしました。
うひょー。真っ白。
幸い我々の乗る日のフライトは問題なく飛びました。
「何だ、煙ぐらいじゃ何ともないんだ」と思っていたら、
翌日、エアカナダの便は煙の影響で欠航となっていました。
危機一髪。危ない危ない。
落雷による山火事は自然の仕業ですが、実は全体の30%は人為的な火の不始末という話もあります。
来年は良い景色が見れるといいなあ。