エアカナダ国内線アンカレッジダイバートは現地で問題になっていた!
先日記載したエアカナダのアンカレッジダイバート、現地でも結構大きく取り上げられ問題になっていた様子でした。
端的に言うと、
バンクーバー発ホワイトホース行のエアカナダ便がホワイトホースに着陸できず、ゴーアラウンドしてアメリカのアンカレッジへ。
翌日、アンカレッジを飛び立ちホワイトホースへ向かうもまたも着陸できず、結局バンクーバーに戻った。
というお話。
ニュースサイトにも記事が載っていました。
私はもしこんなのに遭遇したらアメリカのESTA取ってないとまずいじゃん、と一人心の中で大騒ぎしましたが、よく考えてみればカナダ人だって国内線に乗ってるわけだからパスポート持ってないじゃん、ということで同じようなもんでした。
結局記事によると、アメリカ入国に当たっては特別の計らいでパスポートなしでエアカナダの手配した市内のホテルで過ごすことができたようです。
で、記事によると問題は2つ。
まず1つは、
ホワイトホース空港で着陸できなかったというが、ローカル航空会社のエアノースは問題なく発着していた!
以前私がホワイトホース空港でエアカナダの欠航を喰らったときもエアノースは飛んでました。
着陸できなかったのはどうやら視界不良らしいですが、エアカナダとエアノースではその装備に大きな違いがあった模様。
エアノースには、視界が地上を認識できる高さが最低200フィート(南からのアプローチ、北からと388フィート)あれば着陸できるような機器を備えているのに、エアカナダにはなく倍以上の高さが必要ってことらしい。
これに関しては、「エアカナダってエアノースより何倍も規模が大きく、カナダっていう極寒の地を飛んでるんだからちゃんと金かけて整備すべき」という批判が上がってるとのこと。
もう一つは質が悪く、
エアカナダから乗客に対して何の説明もなく、放置された!
どうも機内でアンカレッジに向かうというパイロットのアナウンスがあっただけで何の説明もなくアンカレッジに着いても乗務員は何の案内もせずに姿を消し、翌日のフライトのゲートも不明。(←乗客たちが手分けして探したらしい。)
バンクーバーに着いても同様で、かろうじてミールクーポンは支給されるも額は全然足りず、ホワイトホースへの手配も乗客が自分で行った。(←エアノースのチケットを買った人も多かったみたい。)
記事読むともっと細かいこと書いてありますが。
これは明らかにひどい仕打ち。
カナダあるあるかもしれないけどさすがにここまで来るとキレますねえ。
記事では乗客たちの結束が強まったって書いてあるけど。
日本のエアラインだったらあり得ないと思うような内容です。
今回ホワイトホースのエアカナダ便はほぼ問題なく飛んでノートラブルでしたが、こういう話を聞くとエアカナダ利用を考え直したくなります。
エアノース、サービスもいいって聞きますし。
とはいっても別切りのチケットにちゃうとそれはそれで問題が出てくる場合もあるし、日本から通しでチケット買った方が安くなるのでなかなか難しいです。
ダイバートってそんなにあるもんじゃないと割り切って利用するしかないのかもしれません。