ラーメン激戦区バンクーバーの一端を見ました
今バンクーバーでは日本のラーメンが一つのブームになっているようです。この傾向は数年前から続いているようで、あちこちにそれぞれの個性を生かしたラーメン屋がオープンし、バンクーバーっ子のお腹をみたしている模様。中には出店するも短期間で撤退という店も。各店の特徴はライフバンクーバーのページにまとめられています。
今回私も2店ほど寄って食べてきましたが、その前にこのお店。
4月21日にリニューアルオープンしたという人気店「JINYA」。ロブソン通りにある新店はいつ見ても行列が絶えません。すごいなーと思うところはお店の前にコンシェルジェのカウンターがあってここでお客さんを捌いています。どう見ても高級レストランにしか見えません。聞くところによるとロサンジェルスではセレブが立ち寄る超人気店で、日本では恵比寿にお店があるという。調べてみると、
ラーメン屋ではなく炉端焼きの居酒屋でした。どうやらメニューにとんこつラーメンがあるらしいです。バンクーバーで出してるラーメンと同じかどうかはわかりませんが。行列してまで食べるものかしかもラーメンだし、なので今回ここはパス。濃厚とんこつらしいんですが、どうなんでしょう。
まずはマラソン前日のランチに行った「ラーメン弁慶」。スカイトレイン、カナダラインのBroadway City Hall駅から歩いてすぐのところにあります。お昼どきで(土曜でしたが)それなりに混んでましたが、待つことなく着席。注文したのはシンプルに醤油ラーメンです。
奇をてらわず鶏ガラ&豚骨風味の醤油スープはあっさりとしていてまさに王道。午前中歩き回った後だけに時差ボケが加わって疲れている胃に染みわたっていくのがわかります。これはラーメンとして基本的に美味いです。スープも全部飲んでしまいました。日本にあっても行きたいと思わせるお店でした。
2つめはマラソン完走直後、フラフラとホテルに歩いて帰る途中、どうにも空腹に耐えかねて駆け込んだ横浜家系の店「家家家」。もともとはリッチモンドにあったお店の2号店がダウンタウンにオープンしたお店。日本では錦糸町にお店があるようです。13時過ぎだったためか問題なくすぐに着席できました。
注文したのは黒とんこつラーメンにチャーシューとねぎのトッピング。ライセンスがないのか、ビールがなかったのは大きなマイナス点(笑)。肝心のラーメンはとてもとても空腹だったので夢中になって食べましたが、太麺といっても麺がそんなに太くなく、スープがぬるかったというのが正直なところ。日本でスープがぬるいと各種口コミで「なっとらん」的な評価になるのですが、どうもバンクーバーでは総じてスープはぬるめになっている傾向があるということです。現地の味に合わせていることなので文句を言っても仕方ありません。でももう少し熱くしてもいいと思うけど(結局文句か?)。まあそれなりには美味しかったですが。
この他にも「山頭火」「まる玉ラーメン」「大勝軒」「暖暮」等々日本でもおなじみのブランドから現地独自のお店まで、前を通りかかると結構な行列でした。ラーメンがこれだけ人気というのは日本人としては嬉しいことです。でもこれだけお店があるのはバンクーバーだけでバンフ、カルガリー、ケローナとかにはあまりないみたいです。日本でも食べれるんだけど、ついつい行ってしまいますバンクーバーのラーメン屋さん、でした。