東京（成田・羽田）ーバンクーバー間のフライトについて

さあ、カナダにいきましょう、となるととりあえずバンクーバーまでどの航空会社を使うかという選択ができます。ツアー等では自分から指定できないことも多いですが、ツアーによっては「日本航空限定」とか「エアカナダで行く○○」とかどの航空会社がわかるものも多いのでその点で選べるといってもいいでしょう。ここで少しバンクーバーまでの直行便を出している３社を比較してみましょう。もちろん個人の好き嫌いや利用するマイレージプランで決まることも多いかとは思いますんでここも私の主観はいってます。（料金は３月１８日にインターネットで一番安い運賃を比較。日程は往路５月４日復路８日発）

まずはＪＡＬ（日本航空）

JAL018　成田18:20発　バンクーバー11:25着　

JAL017　バンクーバー14:15発　成田16:30着　￥134,620円

シートピッチ７９㎝（JALのHPからの推定）

続いてエアカナダ

AC004　成田17:00発　バンクーバー09:45着

AC003　バンクーバー13:30発　成田15:10着　￥123,620円

シートピッチ７８．７㎝

最後にＡＮＡ

NH116　羽田21:50発　バンクーバー14:45着

NH115　バンクーバー16:15発　羽田18:20着　￥133,080円

シートピッチ８６㎝

どうでしょう。最大の特徴はJALとACが成田なのに対し、ANAは羽田です。一番早くバンクーバーに着けるのはAC。ただこんなに早く着いても初日がバンクーバー泊だとホテルチェックインまで時間が余ってしまいます。逆に乗り継いでカルガリーなり別の場所に移動するなら余裕を持った旅程が組めることになります。ANAの場合、羽田発で夜遅い出発。これは都心で仕事してから羽田に向かっても間に合いますし、国内からの乗り継ぎも便利。ただバンクーバー到着が遅くなりますので、乗り継いで次の目的地に向かうと相当遅い時間に着くことに。私なんかホワイトホースに乗り継いだりしますが、ホワイトホース着が深夜近くになります。JALはその中間（←かなりアバウト）。

料金は、思ったより差がついてませんね。感覚ではACが一番安く、ANAが一番高いと思ってました。実際はこのケースではJALが一番高いです。でも差額は最大で11000円ですので、気にならないぐらい。ACで足が伸ばせるバルクヘッドのシートを指定しようとすると（プリファードシート）往復で追加２万円ぐらい取られてしまうので簡単に逆転してしまいます。それならプレミアムエコノミー（162,000円という宣伝が出てきました）で行くという手もこの場合あるでしょう。

そして機内の居心地を大きく左右するシートピッチ。シートの背もたれの薄さが考慮しきれてませんが、数値ではANAの圧勝。JALの787－8のうちバンクーバー便はプレミアムエコノミーの設定がないのでエコノミークラスはシートピッチの広いJAL SKY WIDERではない従来型と判断しました。ACは787-8でドリームライナーという名前ですがエコノミークラスの窮屈さには閉口しました。昨年の夏、ANAの特典航空券でACのエコノミーを利用したところ、以前の767時代に比べてかなり狭い印象で、機内ではほとんど眠れませんでした。ANAを利用する前ACも利用してましたが、プリファードシートを利用することが多かったので気づいていませんでした。どうなってんだよ、ということで比較すると、767-300 ER時代は、

見にくいですが、81㎝ありました。それが787になると、

前述の78.7㎝となっています。改悪じゃん。しかも無理矢理３－３－３にしているような感じで通路がせまく、通路側に座っていると、体格のよい人が通路を歩くと簡単にぶつかっちゃったりする印象です。

CAさんのサービスも言うに及ばすです。

ANAの場合、バンクーバー就航から日が浅く、機材も当初の767-300 ERから787-8、そして今は787-9とどんどん変わってきました。エコノミーのチケットでもSFC会員（ないしはプラチナ会員）はオンラインチェックイン時に空きがあればプレミアムエコノミーに座れるので私はANA以外には考えられません。