バンクーバーマラソン、ここがオススメ！

バンクーバーマラソン2017を走り終わり２週間が経ちました。

３０キロ過ぎのスタンレーパークのイニュシュク。いや～これを走りながら見る時の感動というか、もっとゆっくりノンビリ見たいっという思いというか、なかなか複雑な胸の内を今から振り返るのもなかなかいいものです。ということでバンクーバーマラソン、特に海外マラソンとしての私なりのオススメポイントをまとめておきます。とはいっても、私は海外はバンクーバーしか走ってなく、国内もフルはNAHAマラソン、板橋Cityマラソン、福岡マラソン、沖縄マラソンという経験ですですので、あくまでも個人的な完走、いや感想です。

１．気候がいい

　日本の同時期より気温は少し低く、カラっとしているので走るにはちょうどいい気候です。昨年は気温は高くなりましたが、今年は走るのにちょうどいいっていう感じ。スタート前は少し寒さを感じる（朝晩と日中の温度差も結構あるので）くらいです。走り始めれば暑くなってくるので、半袖で十分でした。とにかく去年、今年と天気が良かったのでとても爽やか。2015年も天気はよかったそうですが、2014年は雨だったそうです。雨の場合、気温はもう少し下がるでしょうからそれなりの対策は必要かも。

２．日程がいい

　５月の第一日曜開催ということで日本のGWと合うため、休みがとりやすく、日本からの遠征に最適。まあ、そうはいっても今年や来年はGWの最終日に当たってしまうため、やや日程的にはつらいところです。マラソン走った翌日の帰国便に乗るとすると帰国は火曜日になってしまうので、お休みの延長が必要です。去年は第一日曜日が5月1日だったので、ノンビリできる日程でした。

３．参加人数も適度

カナダでは大規模な大会ですが、日本ほどではありません。人気はハーフで定員は１万人ですが、フルは５千人。その割りにはトイレやエイドの数が充実していて、大きな大会での悩みの一つであるトイレの混雑もそれほどではありません。スタート直後、自分のペースで走れず渋滞することがよくありますが、バンクーバーマラソンではその心配はありません。さすがにスタート直後はやや混雑してますが、それもすぐに解消し、道中も人をさばく必要がなくて走りやすいです。海外からの参加者も多く、日本人も多からず少なからず。

４．景色がいい

大都市といっても緑が多く、海も近くで眺めが最高です。住宅街、大学のキャンパス、ビーチ、ブリッジ、ビル街と走るにつれ眺めも変化していきます。ビル街を走るのは最後の700mのみのワンウェイコース。飽きさせません。また遠くを望めば、北方の山々の残雪なども楽しめ、最高のコース。今まで走ったマラソンのコースでは文句なくナンバー１です。大会のキャッチフレーズ（？）は「These 42.2KM are so beautiful, you’ll wish they were longer.」というものです。さすがにもっと長ければいいとは思いませんが（笑）。

５．食べ物に困らない

バンクーバーは多種多様な世界中の料理を楽しめるレストランが豊富です。ジャンクから高級レストランまで何でもアリ。胃に慣れた日本の味であるラーメンや丼などのＢ級グルメの店もたくさんあって、レース直前のカーボローディングにも不自由しません。コンビニ屋でおにぎりも買えます。また走った後のご褒美として奮発して高級レストランに行くという選択肢にも困りません。

６．英語が通じる

これ結構重要だと思います。しかも北米英語なのである程度のことは理解することが可能です。まあこれは個々人の得意不得意の問題なので、共通のポイントではないと思いますが。私の場合わかる外国語はかろうじて英語だけなので、英語圏以外の大会だとかなりストレスを感じることになるでしょう。

７．運営もシッカリ

今年で46回目の開催ということで、運営のノウハウもかなりあって安心です。トイレもそうですが、給水も道中21か所で十分すぎるほどありました。トイレの並べ方も昨年とは少し変えていて、改善が見られました。またどこの大会もそうですが、多くのボランティアが支えています。感謝。

まとめ

とまあ挙げればいくつもあるバンクーバーマラソンのオススメポイント。公共も交通機関も充実しているので個人で飛行機とホテルを手配して参加するのも簡単。また日本からは、ＨＩＳやクラブツーリズム、マラソンネットワーク等ツアーも多数出ています。当日の朝のお弁当がついていたり、スタート時点まで車で送ってくれたり、テントを出してくれたりという付加価値がついていて日本語で案内してくれるので、ツアーに参加するのもよいでしょう。とにかく敷居はあまり高くないと思うので、初海外マラソンを考えている方には特にお勧めしたい大会です。