バンクーバーマラソン2018今年も無事完走!
既報の通りバンクーバーマラソン2018、今年も無事完走できました。その模様を簡単に。
お天気は結局、不安定な天気予報の下でしたが当日になると晴れ渡り、申し分のない天気となりました。私が走った2016、2017年に続き3年連続の好天です。ただ気温は少々高めで、絶好のコンディションとなった昨年より一昨年の環境に近かったような気がします。
観光等にはもってこい、でしたが、マラソンには辛い、そういった気温。感覚的な話ですが、昨年は日陰を走ると「少し寒いな」と思った記憶があります。今年はというと、私を含めランナーは皆、日陰を求めて走っていました。日陰があるところは風通しもよく、割と気持ちよかったです。
さてレースの方は前半は下り基調ということもあり、身体の動くままに走ります。折角の下り、飛ばしはしないけど、抑えるなんてこともしません。昨年のNAHAマラソンでは前半下手に抑えて走ったら20キロ過ぎに両足裏が痛くなってしまい、後半はレースにならなかったことへの反省もありました。(考えてみれば「ゆっくり走る」練習はしてないので。)
10キロぐらいの登り坂。ここにタイムを計測するマットが敷いてあります。終わる頃にも敷いてあってこの坂をどのぐらいのタイムで駆け上がったかがわかるようになってるのはこのマラソンの特徴の一つ。
ちょっと早すぎか。
その後、ちょっとしんどいなという感覚になってきました。ここはトイレ休憩とサプリメントの摂取で何とか乗り切ります。
続く折り返しのポイントとUBCキャンパスへはそのままのペースで。この時点では30キロぐらいに失速して歩いてしまうんじゃないかという不安もありました。
UBCキャンパスから中間地点まで、ここは辛くなるところ。でもバンクーバーマラソンコースのいいところ、20キロに向けては一気に下りますし、海が見えてきます。しんどいという気持ちの中、ここで「こんな素晴らしい環境の中走れる自分が幸せなんだ」という意識を持つことができたのは良かったです。
24キロ過ぎからバラードブリッジまでは登り下りの繰り返し。このあたりで2回目のトイレタイム。鍵のかけ方が甘かったようで、用を足している途中に扉を開けられるというハプニング(恥)も。トイレは2回でしたが、いずれも待ち時間はなかったのはラッキー。
バラードブリッジも基本的に上り。頂点までの道のりがしんどかったです。頂点までたどり着くとあとは下り。ダウンタウンへの入り口です。このあたりは沿道の応援も多く、さらに日本人の方も結構いらして「頑張れ」という声をかけていただきました。そのたび「ありがとう!」といって返事をしますが、これにかなりの元気を頂きました。ダウンタウンからイングリッシュベイまで、ここも下りでなかなかいいペース。HIS(旅行会社)の人達の応援もあり、バナナも食べ、いよいよ勝負所のSeawallへ入ります。
このSeawall、31キロから10キロ、スタンレーパークを一周するという海沿いのコースでここでいかに粘れるかがタイムを大きく左右します。もう下りの道はありません。30キロの壁もここにきます。
いつものことですが、「35キロまでこのペースで!」とまず念じ、35キロを過ぎると「38キロまで何とか!」と気合を入れます。でもそこで限界でした。38キロからの残り4キロは歩かないようにするのがもう精一杯。
やはりこの5キロ、ペースがキロ6分33秒と落ちていました。
もうしんどい私を抜いていく女性ランナーを撮影。
残り1キロを切ってSeawallを後にし、ダウンタウンに入ると最後の登り坂。このGeorgia St.からPender St.がきつい。足を必死に動かして進むも今回またしてもラストスパートが効きませんでした。フィニッシュゲートがなかなか近くなりません。
一応目標っていうものがあって、「30キロ3時間以内、40キロ4時間以内、完走タイム4時間12分以内(キロ6分のペース)」なんですけど、完走タイムはホントギリギリでした。「あわよくば4時間10分以内」ってもんもあったんですが、これは無理でした。
いやあきつかった。でも頑張った。
自分なりには満足で、実は走り終わった後は昨年2017年よりタイムはいいんじゃないかと思ってました。でも後からチェックしてみたら昨年の方が1分半程度もタイムが良いという事実が。
これはきっと暑さのせいなんじゃないか、いやそうに違いない。
昨年はコンディション的には最高で気温もちょうど走りやすい感じでした。だって全体順位、今年の方が200番近く上がってますから。
ちなみに昨年の1位の人のタイムと今年の1位の人のタイムを比べると、昨年の方が8分ぐらい速いです。
というわけでパフォーマンスとしては上がってるはず。
完走メダルをかけてもらい、荷物を受け取って、柵沿いに座り込みつつ、貰った飲み物を飲む、この瞬間が充実のひとときです。
いや~バンクーバーマラソン、今年も楽しみました! また走りたいと思わせる大会です。運営に携わった方、特にボランティアの方々には感謝&感謝です。