エアカナダでのアップグレード経験（昔話）
今やカナダ往復の大平洋便にＡＮＡバンクーバー便を愛用してますが、このバンクーバー便、就航は２０１４年春からと比較的最近開通した航路になります。従いましてそれ以前（とういうか就航してからしばらく）は主に同じスターアライアンスメンバーであるエアカナダを重用しておりました。ツアーで行ったイエローナイフオーロラ鑑賞の旅なんかも私が参加したツアーはすべてエアカナダ利用です。このエアカナダ便でエコノミーから無料でアップグレードしてもらったことが何回かあります。その際の模様を少しレポート。
まずはこのアップグレード、いきなり搭乗口で告げられることが多いです。初回は確か2012～2013年の年末年始に初めて行ったイエローナイフへのオーロラ鑑賞ツアーの帰路のバンクーバーでのこと。今年からバンクーバー＝イエローナイフの直行便が出たらしいですが、当時はカルガリーで乗り継いでバンクーバーに向かうため、当日の起床は早朝も早朝です。朝食は確かカップラーメンかなんかを食べたと思うのですが、バンクーバーに着いたらお腹もかなりすいていたため、エアカナダのメープルラウンジで出されていた食事をお腹いっぱい食べたのです。どうせ機内食はそんなに美味しくないし、ラウンジにあったチャオメン（焼きそばですな）が結構いけたので家内とともにかなりいただきました。そして搭乗時刻近くになって「あとは寝るだけ」という状態で、搭乗口に向かい優先搭乗で機内へと思ってゲート通ってあるいて行こうとすると、そこで呼び止められました。なんと、エコノミーからのアップグレードです。パラダイス山元氏（注：「～の飛行機の乗り方」「～の飛行機のある暮らし」著者）曰くの「ゲートピンポン」というやつです。当然、心の中で狂喜乱舞。あのとてもじゃないけど自力では手が出ないエアカナダの「エグゼクティブファースト」に座れるのですから。これ、座席が斜めに配置され、どの座席からも直接通路に出られるという当時では最先端のシート。当然フルフラットになります。今はエグゼクティブファーストとは言わず、「クラシックポッド」と言うらしいです。今はそのようなフルフラットで通路アクセスが自由というビジネスクラスが各社でも主流となってるため、さすがに「ファースト」は名乗れなくなったんでしょうか。しかし、まさか私たちがアップグレードされるとは夢にも思いませんでした。何せ自分で買ったチケットではなくツアーでしたから。心当たりがあるとすると、当時は私がＡＮＡのダイヤモンドメンバーのステータスであったことと夏の旅行のエアカナダチケットをすでに予約購入していた（＝リピートのクライアントと判断された）ことぐらいです。
ただただ、上級クラスの楽しみの一つである食事、これが残念なことにラウンジで食べた焼きそばのせいで、ほとんど食べることができませんでした。メインだけは時間をずらして何とか詰め込みましたが、デザートのケーキやフルーツ、チーズとか、食べたかったなあ。
そのときの写真はなんかこれだけ（笑）
その後ですが、人は一回贅沢をすると我儘になってくるようで、エアカナダ利用する際には密かにアップグレードを期待するようになってしまいました。その甲斐あってか（どんな甲斐じゃ）あと２回ぐらいアップグレードしていただきました。それは２回とも成田からの出発の際、ロビーで搭乗を待っているときに呼び出しのアナウンスで通知されました。でも近年はなかなか厳しくなっているようで、2015年（この年はまだエアカナダを利用していた）はそんなラッキーもなく、エコノミーは狭いドリームライナー（787）になったこともあり、全面的にＡＮＡ利用です。
以下のその後のアップグレード経験時の写真。
ウェルカムのシャンパン。ANAではプラスティックのコップですが、エアカナダはガラス製。
メインに和食をチョイスした際の前菜。お酒進みますね。
メインの魚。ご飯は皿盛りでした。
食後のフルーツ＆コーヒー。あまちゃんが出てるので２０１３年の夏ですね。
朝ご飯。エコノミーのオムレツとは違いました。
今度は２０１４年の夏。出発が遅れてます。が、しかし、BUT、この時点ではアップグレードの通知を受けてましたので、遅れれば遅れるほどお腹がすいてくるのでよし！
洋食のオードブル。
メインのステーキ。照明の関係か赤くなってしまった。
聞くところによると以前はエアカナダでは結構簡単にアップグレードされたようです。ビジネスクラスが空いてれば誰かをアップグレードするという考えだったんでしょう。最近はそれが厳しくなっているようです。日系の会社（JAL、ANA）はさらにそれが厳しく、滅多にないことのよう。時々ＡＮＡでも突然アップグレードされる話を耳にしますが、それは相当ラッキーなことだと思います。今やマイルを貯めてなんとかビジネスクラスを、と思う一方で、旅行に行ける幸せという初心を忘れないようにしようという気持ちを持ち続けていきたいと思っています。
