遙かCANADAをANAで参る

ANA(全日空)やCANADA旅行などについてゆるりと綴ります

【注意】カナダグースCANADA GOOSEの偽物通販サイトに気をつけろ!

f:id:goldenrocky:20171126180359j:plain

以前、バンフでCANADA GOOSEのパーカを買った話を記事にしました。

 

goldenrocky.hatenablog.com

そのせいか、自宅のPCでウェブサイトを見ていると、広告としてCANADA GOOSEの製品を宣伝する表示が増えてきました。公式サイトの場合も多いのですが、中には激安サイトの表示がなされる場合があります。

例えば、

f:id:goldenrocky:20171126180647p:plain

8万円以上の定価の製品が軒並み2万円台!

これ、

ありえません。

カナダグースはカナダ国内で徹底した品質管理の下に製造されるため、安くはありません。値引き販売されることもないというのが常識です。なのでこれだけ安く販売されているというのはほぼ偽物といってもいいと思います。中には商品が届くことすら怪しいです。

カナダグースの公式ページでも、警告が出されています。曰く、

世界各国の出入国時の税関や警察による差し押さえから、不正サイトや違法ネットオークションの取り締まりまで、私たちは毎日のように偽造業者と戦っています。しかし、アジアの工場で違法に製造された偽造ジャケットが、多くの不正サイトや上海、北京、バンコクなどのフリーマーケットで売られているのが現状です。偽造は違法行為です。多くの場合、偽造品の収益は組織犯罪や偽造工場の資金源となっています。こうした地域は労働基準法による規制が緩く、児童就労が横行しています。 

 ダークサイドの資金源になってるとか、児童就労とか、嫌ですよねー。

また偽造品を利用することは危険だとも言っています。

偽造されたジャケットの中綿を分析した結果、カナダグースが使用する衛生処理を施したカナダ産ダウンの代わりに、多くの場合、「フェザーマルチ」と呼ばれる素材などが使用されていることがわかりました。このような素材は細菌やカビなどに覆われていることがあり、何も知らない消費者の健康を著しく害する恐れがあります。また、襟には機能的なコヨーテのファーの代わりに、アライグマや犬、その他不明な動物のファーが使用されていることもあります。

さらに恐ろしいことに、極寒地ではカナダグースのパーカーが本物かどうかが、生死を分けることがあります。本物のダウンとファーで身を守らなければ、ほぼ確実に凍結・凍傷を引き起こしてしまうからです。

偽造品は健康を害するだけでなく、お財布にも決して優しくありません。不正サイトが偽造品を配送したあとに返品に応じてくれることはほとんどありません。また、安全な支払方法を使用しないと、クレジットカード情報や個人情報が漏えいする危険性があります。

なるほど。洒落になりません。

偽物と本物の見分け方はいくつかあるとされています。主なものは2つ。

ワッペンがちゃちい

f:id:goldenrocky:20171126182023j:plain

カナダグースといえばこのワッペンですが、偽物はこの作りが粗く、文字がしっかり刺繍されていなかったり湖の形が変だったりメープルリーフがいい加減だったり、スペルが間違っているものすらあるらしいです。

本物にはホログラムがついている

パーカの裏側についているタグには2011年以降かならずホログラム(ピカピカしていて角度を変えると文字や図形が表れる)がついています。

その他にもコヨーテファーの品質とか生地の特徴とかも違いがはっきりしているとのこと。

しかし、通販では注意。

現品が手元にあるわけではないので、いくらホームページの写真で確認しようとしても分かりません。写真は本物を使っているケースがほとんどなんですから。

なので価格が異常に安いということに気をつけるほか、サイトの販売主の情報や日本語の表現(日本語サイトの場合ですが)を細かくチェックしましょう。

偽物サイトの場合、販売主の氏名、住所(架空の場合もあるのでGoogle mapでチェック!)、連絡先等が不十分の場合が多いです。そしてたいてい日本語の表現というか、言い回しが変、つまり普通の日本人では使わないような言葉が載っています。支払い方法や配送等の項目でボロが出ることが多いです。

例えば、

在庫製品はweek.Usuallyちょうど約1年以内に私達の店から出荷され、株式の項目を一時的にすることができ完売out.Itemsアウトは通常15営業日以内に配信され、manufacturers.Weから空き状況に電子メールで即座に警告します。場合 すべてのアイテムは入荷待ちとおおよその納期を提供しています。

いかにも自動翻訳。出荷は1年以内だって。

ご受注を処理した後、すぐ13桁の追跡番号をメールでお送りいたしますので、お客様は常にご商品の送達状態をネットでチェックできます。 
なお、郵便局の情報アップデートには少し手間がかかるので、追跡番号が届いてから2~3日後ごチェックできる場合もあります。運送機関に障害がなければ約1週間以内での商品到着を予定しています。
(休業日を除く)

「送達状態」って使わないですよね。裁判所じゃないんだから。その後の「なお」以降はもうハチャメチャです。こんなサイトで買い物できますか!って感じでしょう。

とにもかくにもあの手この手で少しでも安く購入したいという消費者の心をくすぐるサイトを作って攻めてきている印象なので、気をつけたいものです。またそれと同時に日本語ってなんて便利なんだろう!って思っちゃいました(笑)。