カナダオーロラ鑑賞ーイエローナイフとホワイトホースを比べてみる(その2)
カナダでのオーロラ鑑賞。
前回のイエローナイフに続いて今回はもう一つの人気目的地、ホワートホースです。
ホワートホース
概略は前回同様エイキペディアから引用します。
ホワイトホース(英:Whitehorse)は、ユーコン準州の州都。人口2万2,898人(広域圏人口、2006年統計)であり、同準州人口の75%を占める。自然公園と美しい風景で有名であり、オーロラが見られることでも知られている
かなりシンプル(笑)。人口は今もっと増えてるようです。
オーロラと自然、そして観光も
とにもかくにもオーロラを見たいならイエローナイフの方がおすすめと書きましたが、ホワイトホースでも条件さえ整えばオーロラを見ることはもちろんできます。ただ、イエローナイフに比べると山々に囲まれているため雲が出やすく、気象的に難しい日があるという点は意識しておいた方がよいところです。またその反面、オーロラの背景に森林や山や湖等いろいろな自然がありますので、オーロラとのコントラストを楽しむ、とくに撮影をする人にとってはよい環境かもしれません。
私は3回の滞在のうち1回は4泊したにもかかわらず、天気が悪くて全敗したことがあります。
寒いことは寒いけど
冬の気温ですが、1月の平均最低気温は-19.2℃ということで、イエローナイフに比べると少しマシになります。真冬でも夜中0℃ぐらいまで暖かく(?)なることもありました。そうは言っても逆に-20℃ぐらいにはなりますので、ここでもレンタルの防寒着を活用しましょう。昼間なら気温にもよりますが日本から着て行った防寒コートでも大丈夫かも。
アクセス
日本からはバンクーバーで1回乗り継ぎで行けます。エアカナダの他、エアノースというローカルエアラインも就航しています。1回乗ってみたいとは思ってますがまだその機会がありません。エアカナダはホワイトホースからバンクーバーへの朝の便が飛ばないリスクもあります(笑)
ツアースタイル
イエローナイフ同様、日本からホワイトホースへのツアーをいくつもの会社が催行しています。
宿泊は基本ホワートホースのダウンタウンで、夜に郊外の施設にオーロラ鑑賞のために出かけて行き、そこで数時間滞在、決められた時間に再集合してまたダウンタウンに帰ってくるというものが標準です。
またホワイトホースではそのような標準パターンの他、郊外のロッジに宿泊して自分の都合の良い時間にオーロラ鑑賞するというパターンもあります。
イエローナイフでもあるんでしょうが、ホワイトホースにはそのようなロッジがいくつかあります。ロッジによって、食事を提供してくれるところ、自炊のところ、オプショナルツアーもついているところ等さまざまなバリエーションもありますし、日本のツアー会社が案内してくれるところもあります。
こういうタイプの滞在はオーロラ鑑賞は自分のタイミングに合わせて、つまり自己責任で見ることになります。オーロラが出ている間は好きなだけ見ていることができるという時間の制約がない一方で、オーロラが出ているときに寝ていたとしたら見逃してし合うというリスクもあります。これを避けるには、同宿の人と声を掛け合ってもし出てるときに寝ていたら起こしてあげるという取り決め?をしておくことも対策の一つになります。
これはメリットがある一方で、明け方までオーロラを見るという日もあったりして日中の体力を奪っていきます。
場所は郊外にあるので日中はオプショナルツアーがある場合を除き、宿でノンビリできるというのも魅力の一つ。
自分の好みに合わせて選びましょう。
ダウンタウン
ホワイトホースは、イエローナイフに比べてダウンタウンの規模は大きい印象があります。中心部は歩いて回れますが、大型のスーパー等は車が必要になります。元々ユーコン川の川下り等の夏場の観光も盛んなため、観光客向けのお店もいくつかあります。レストランもまあそれなりに。夏場人気のお店は冬は閉まっていることもあります。
オーロラ以外のお楽しみ
ホワイトホースは昼間のアクティビティもいろいろあります。やはりオプショナルツアーの中から選ぶということになりますが、標準のスノーモービル、犬ゾリ、釣り等寒冷以外にも、市内観光(ゴールドラッシュ時に人が集まってきたときに繁栄したという歴史を感じさせるような歴史遺産がいくつかあったり、ユーコンの地ビールの製造所等)が楽しめたり、郊外の温泉(タッキーニ温泉、水着が必要)や野生動物の保護区があって退屈させません。犬ゾリも値段が高い分、時間も長く、自分で操縦できたりしますのでオススメ。
地元で定番のYukon GoldやYukon Red等のビール製造所。ここも車が必要になります。
最後に
またまた私の主観での意見ですが、ホワイトホースは多少変化に富んだ滞在が可能なのかなと思っています。ユーコン準州という極北の地にあるため至れり尽くせりとはいきませんが、素朴な自然を味わう楽しみはあります。ユーコンのキャッチフレーズはLarger Than Life。まさにそんな表現がふさわしい土地です。夏に行くのもおすすめですよ。