ANA国内線座席指定ー保安検査通過後の変更はできるか?
国内線エコノミーでの座席、数ある選択肢の中でどこが一番快適か、個人によって嗜好が異なる部分はあるかと思いますが。
羽田を起点とする場合、ほとんど2時間以内で到着してしまうので、国際線で乗ってる時間に比べるとあっという間に着いてしまうことから、少しの時間の我慢だと思えば気にならないと言ってしまえばそうなんですが。
そうはいっても選べるんならできるだけ良い席を確保したいものです。
有名なのが国際線仕様の機材が国内線に充てられるような場合、国際線ではビジネスクラスのシートが国内線のエコノミーでも指定できたりします。
例えば、羽田7:10発の関西空港行きNH093便の場合、767-300で運航される日は前の方の席がそれにあたります。
こうなったらこのビジネスクラス仕様の席に座るしかないですよね。
そうでない場合、さてどこに座ったらいいのか、頭を悩ませるところです。
私の好みで言えば、搭乗便がある程度すいているのなら後方の窓際を狙います。「すいている」というのは「隣に人がこない」という感覚です。うまくいけば通路側の席にも人が来ない場合もあるので、こうなれば「当たり」です。反対にほぼ満席というケースだと隣に人が来ることはどの席でも同じなので、前方のバルクヘッド(前に座席がなく足を伸ばせられる席)が好きです。例えば772や773で言うと、5Kとか。ただここは人気なのでなかなか座れないのが難点。
さてさて、ある程度すいている便で事前の座席指定で後方の3人掛けの窓側の席を確保し、横の2人分の座席が空いていた場合、このまま埋まらないで欲しいなと思うのは願望としてはやむを得ないところではないかと思います。もちろん空港に行って保安検査場を通る前にはWebで座席の状況をチェックすることも欠かせません。この状態で隣が埋まってたりすると、別のシートを探したりすることができます。
そうはいっても自分が保安検査場を通過後もまだまだお客さんが来ることはあるわけで、場合によっては隣の席が指定されることも十分ありえる話です。
では、保安検査場を通過した後座席の変更はできるのか?が問題となります。
ANAのページに類似の質問がありました。読みにくいので引用しますと、
Q:【国内線】ANAウェブサイトでの座席指定、変更はいつまでに行えばいいですか。
A:ANAウェブサイトでの事前座席指定は、便出発予定時刻の15分前まで可能です。
ただし、搭乗当日空港で、チェックイン、手荷物のお預け、保安検査場を通過した場合には、その時点で座席が確定し、変更することができませんのでご注意ください。
という内容です。「ただし」の後を読むとできないように思えるかも知れません。
きっぱりと「その時点で座席が確定し、変更することができません」と書いてあるので、質問はANAウェブサイトでという条件で聞いていますがいかなる場合もできないのではないかと思わせる内容です。
しかし、結論から言うと「できます」というのが答えになります。ではどうやればできるのか?
もちろんカウンターの係員にお願いして変更してもらうことはできると思います。私も以前後方の席を指定していて、乗る便が遅延することがわかり、降機後のスケジュールが気になったものですから、係員(そのときはラウンジの人)にお願いして前の方の席に変えてもらったことがあります。でもこれって結構お願いしにくいですよね。係員さんも忙しそうですし。
もう一つの方法は、そう端末を操作すること、です。例えばラウンジの中にコピー機とならんで置いてある端末、
この左のやつは領収書を出したりマイルを積算したりするだけのためのものではありません。おっと、ラウンジの中だけではありませんよ。
そう、ちゃんと搭乗口の脇にも置いてあります。これを使えば、
「座席変更」というメニューから文字通り座席の変更が可能です。
おお、まだ隣が空いてる、ということがわかります。
注意しないといけないのは、ここで座席を変更した場合、搭乗の際はここからプリントアウトされる紙のバーコードを搭乗口の機械にかざさないといけません。保安検査場でかざしたデバイス(スマホやカード棟)では通過できません。
まあ実際私もそんなに確認したりしないんですが、この機械をいじってる人っていうのもそんなに多くは見かけません。ひょっとしたらあまり知られていないのではないかなと思ったりもしたのでここで紹介しちゃいました。
少しでも快適な席、座りたいですよね。